「考えすぎだよ」と恋人に呆れられたあなたへ。会えない時間の「妄想」を止めて、自分を守る方法

HSP
この記事は約4分で読めます。

「考えすぎだよ」 「もっと気楽にいけばいいのに」

交際相手から、そんな言葉を投げかけられたことはありませんか? 悪気はないその一言が、HSP気質を持つ私たちの胸に、どれほど深く突き刺さることか。

連絡が少し途絶えたとき。関係がなんとなくマンネリ化(倦怠期)したとき。 目の前に相手がいない「空白の時間」に、私たちのアンテナは暴走を始めます

「何か怒らせることしたかな?」 「このまま嫌われてしまうんじゃ…」

相手の状況を悪い方へ悪い方へと「妄想」し、不安に耐えきれず、長文のLINEを送ってしまったり、過剰に機嫌を取ろうとしたりして、空回りしてしまう。

これは、かつての僕が何度も繰り返してきた失敗です。 この記事では、なぜHSPは会えない時間に「妄想」してしまうのか、そのメカニズムと、その苦しいループから抜け出すためのヒントを、僕の実体験を交えてお話しします。


1. なぜ、アンテナは「妄想」に向かうのか

  • 情報がないと、脳が勝手に埋めてしまう:
    HSPは常に情報を深く処理しています。目の前に相手がいれば「表情」や「声」を分析できますが、LINEの返信がないなどの「情報不足」の状態になると、脳はその空白を「想像(妄想)」で埋めようとします
  • 「最悪のケース」を想定する防衛本能:
    傷つくことを恐れるあまり、脳はあらかじめ「最悪の事態(嫌われた、別れようとしている)」をシミュレーションして、ショックに備えようとします。

    心理学ではこれを「破局的思考」と呼びます。 つまり、あなたがネガティブな妄想をしてしまうのは、性格が暗いからではありません。あなたの脳が、あなたを傷つかないように守ろうとして、過剰に警報を鳴らしている「防衛本能」のしわざなのです。

2. 「動きすぎて」関係を壊してしまう悪循環

  • 体験談(私のエピソード):
    相手の反応が薄い時期(倦怠期など)に、不安から「あれこれ動きすぎて」しまった経験。 (例:求められていないのに過剰に尽くす、不安を確認するような連絡を頻繁にする、など)
  • 相手から見た視点:
    相手にとっては「ただ忙しいだけ」「少し疲れているだけ」かもしれないのに、こちらの過剰な反応が「重たい」「信頼されていない」と感じさせてしまい、結果として「考えすぎだよ」という言葉に繋がってしまう。

3. 「妄想」に飲み込まれないための、3つのステップ

  • ① 「事実」と「妄想」を分ける:
    ノートに書き出してみる。「連絡が3日来ていない」は事実。「私のことを嫌いになった」は妄想。この二つを明確に分けるだけで、パニックは収まります。
    妄想の「私のことを嫌いになった」の後に「と、私は考えている」と一言付け加えて口にするだけでも、妄想を切り分けることができます
  • アンテナの向きを変える:「没頭」で脳のメモリを埋める
    「展開を知っている」ドラマや映画を見る:
    新しい作品はドキドキして疲れます。すでに見たことがあるお気に入りの映画や、平和な日常系のアニメなどを流します。脳が「安心できる世界」に浸ることで、強制的にアンテナをそちらに向けさせます
    単純作業のゲーム(テトリスやパズル):
    単純だけど集中しないとできないゲームは、脳の「ワーキングメモリ(作業机)」を占領してくれます。不安な思考が入り込むスペースを物理的に埋めてしまうのです。
    断捨離・掃除に逃げる:
    目の前の「引き出し一つ」を整理することに集中する。手を動かして、部屋がきれいになるという「小さな達成感」を得ることで、不安で縮こまった心が少しほぐれます。
  • 「待つ」を楽にする:「ワンクッション」置いて毒を抜く
    「自分専用LINE(Keepメモ)」に送る:
    LINEの画面を開くと送信したくなりますよね。だから、自分一人のトークルーム(Keepメモなど)に、相手に言いたい長文や不安を全部送信します。「送信ボタンを押した」という行為で脳は一度満足し、少し冷静になれます
    「とりあえず寝る」をゴールにする:
    夜の不安は、脳の疲労が原因のことが多いです。「解決するのは明日の朝の自分に任せよう」と責任転嫁して、ホットアイマスクをして布団に入ってしまう。判断を「保留」にして、身体を休めることを最優先にします。

まとめ:不安の「通行止め」を突破してしまう前に

正直に言えば、これらを実践するのは、決して簡単ではないかもしれません。

本当は、心のどこかで分かっているんですよね。「あ、今自分は暴走しかけているな」と。 でも、こみ上げる不安はあまりに強烈で、理性がかけたはずの「通行止め」を無視して、無理やり突破しようとしてきます

けれど、その衝動に任せて動き、後悔して辛い思いをするのは、あなたにとっても、そして大切にしたい相手にとっても、決して幸せな結末ではありません。

「冷静になれる方法」を一つでも知っておくこと。 それは、大切な人を本当に大切にするための、そして何より、あなた自身を守るための「待てる自分」になるための準備です。

不安な夜、衝動に負けそうになった時。 この記事が、あなたが「より良い選択」をするための、小さな後押しになれば嬉しく思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました